2010年 11月 22日
赤ちゃんを食らう魔女の話
メキシコで出産する覚悟を決めた時、不安だったのがオアハカに存在するBruja(ブルハ)という赤ちゃんの命を奪う魔女の事。
この話をしてくれたのは、わずか2週間だけ習ったスペイン語の先生ルピタ(グアダルーペのニックネーム、超可愛い名前♪)
もちろん、授業なんでスペイン語だったし、まだまだスペイン語の片言すら理解できなかった頃だったんだけど、ルピタの話はいつも地元密着っていうか、これからオアハカで、メキシコで生活してくのに知っておいた方がいい事が題材だったりして、飲み込みやすく、理解できた(ようなきがする)。
そんな感じなので、この話の100%を理解したわけではなかったけど、このあと何人もの知り合いがブルハの存在を信じていたし、「実際に見た」って人も現れて、けっこうビビりの私は身震いしたものです。
「あぁ~日本でよかったなぁ」
日本にも子供をさらう鬼とかなまはげとかの話はあるけど、あれっていうのは、子供に「良い子にしてないと鬼に連れて行かれちゃうよ~!」って子供に信じさせて、怖がらせてる作り話でしょ?ま、小さな子供は信じちゃうよね。
でも、メキシコ・オアハカのブルハの話は大人が不気味がって、用心している。ここが、真実味があって怖かった。
地方都市とは言え、オアハカの都市部で産まれた人はもうあまりこの存在を知らない、もしくは信じてないらしい。
ルピタも結婚して妊娠するまで知らなかったらしい。
それが、妊娠3カ月の頃、深夜に奇怪な経験をしてしまったらしい。
そう、ブルハがお腹の子を盗みに来たらしい。
最初は、金縛りだったよう。そして、何かが足元から這い上がってくるのを感じた。ルピタには黒い影に見えたらしい。そして、足を押さえつけて・・・
ルピタは懸命に叫んだそうだ。
そして、隣に寝ていた旦那が気づき、その影は消えたらしい。
その話を翌日、ルピタの姑に話すと、やはり年配者はブルハの存在を信じていて、さっそく魔よけのまじないを寝室に施してくれたそうだ。
ベッドの下に水
頭の上に鏡
ハサミを開いた状態で棒に縛り付け、即席の槍を窓に立て懸ける
ドアに足を向けて寝ない
たしか、こんな感じ
日本にもこういうまじないとかあるのかな
このまじないが功をそうじたのか、ルピタは無事赤ちゃんを出産したそうな。よかったよかった!
このあと、ルピタはこういうお話を真剣に信じるようになったそう。
でも、出産後も油断禁物!
これは別のところで聞いた話。
夜に赤ちゃんの洗濯ものを干してはいけない!!
ブルハは夜現れるので、洗濯物は「ここに赤ちゃんいますよ~!」って知らせてるようなもの。だから、夜になる前に洗濯ものはとりこみましょうって話。
オアハカは先住民がまだたくさん住んでて、古い古い言い伝えとか迷信みたいなのが存在するんですね。近代医学よりシャーマン頼りだったり。
彼の家族はこてこてのサポテコ族なので、みーんなこういうのを信じてる。「あり得ない!」ような話も彼らは疑わず信じてる。私は「ないない」って思うのに、家族は「ああやれ、こうやれ」と押し付けるので、そこんところちょっと面倒だったけど。
ブルハのことももちろん!1月に出産した妹の自宅にもしっかり魔よけアイテムがあったし。
たぶん私がメキシコで出産したなら、ママや妹たちが寝ずの番でブルハ退治をしてくれたんじゃないだろうか。
頼もしい限りです。
日本には魔女はいませんので安心してください。(と私は信じているが・・・?)
この話をしてくれたのは、わずか2週間だけ習ったスペイン語の先生ルピタ(グアダルーペのニックネーム、超可愛い名前♪)
もちろん、授業なんでスペイン語だったし、まだまだスペイン語の片言すら理解できなかった頃だったんだけど、ルピタの話はいつも地元密着っていうか、これからオアハカで、メキシコで生活してくのに知っておいた方がいい事が題材だったりして、飲み込みやすく、理解できた(ようなきがする)。
そんな感じなので、この話の100%を理解したわけではなかったけど、このあと何人もの知り合いがブルハの存在を信じていたし、「実際に見た」って人も現れて、けっこうビビりの私は身震いしたものです。
「あぁ~日本でよかったなぁ」
日本にも子供をさらう鬼とかなまはげとかの話はあるけど、あれっていうのは、子供に「良い子にしてないと鬼に連れて行かれちゃうよ~!」って子供に信じさせて、怖がらせてる作り話でしょ?ま、小さな子供は信じちゃうよね。
でも、メキシコ・オアハカのブルハの話は大人が不気味がって、用心している。ここが、真実味があって怖かった。
地方都市とは言え、オアハカの都市部で産まれた人はもうあまりこの存在を知らない、もしくは信じてないらしい。
ルピタも結婚して妊娠するまで知らなかったらしい。
それが、妊娠3カ月の頃、深夜に奇怪な経験をしてしまったらしい。
そう、ブルハがお腹の子を盗みに来たらしい。
最初は、金縛りだったよう。そして、何かが足元から這い上がってくるのを感じた。ルピタには黒い影に見えたらしい。そして、足を押さえつけて・・・
ルピタは懸命に叫んだそうだ。
そして、隣に寝ていた旦那が気づき、その影は消えたらしい。
その話を翌日、ルピタの姑に話すと、やはり年配者はブルハの存在を信じていて、さっそく魔よけのまじないを寝室に施してくれたそうだ。
ベッドの下に水
頭の上に鏡
ハサミを開いた状態で棒に縛り付け、即席の槍を窓に立て懸ける
ドアに足を向けて寝ない
たしか、こんな感じ
日本にもこういうまじないとかあるのかな
このまじないが功をそうじたのか、ルピタは無事赤ちゃんを出産したそうな。よかったよかった!
このあと、ルピタはこういうお話を真剣に信じるようになったそう。
でも、出産後も油断禁物!
これは別のところで聞いた話。
夜に赤ちゃんの洗濯ものを干してはいけない!!
ブルハは夜現れるので、洗濯物は「ここに赤ちゃんいますよ~!」って知らせてるようなもの。だから、夜になる前に洗濯ものはとりこみましょうって話。
オアハカは先住民がまだたくさん住んでて、古い古い言い伝えとか迷信みたいなのが存在するんですね。近代医学よりシャーマン頼りだったり。
彼の家族はこてこてのサポテコ族なので、みーんなこういうのを信じてる。「あり得ない!」ような話も彼らは疑わず信じてる。私は「ないない」って思うのに、家族は「ああやれ、こうやれ」と押し付けるので、そこんところちょっと面倒だったけど。
ブルハのことももちろん!1月に出産した妹の自宅にもしっかり魔よけアイテムがあったし。
たぶん私がメキシコで出産したなら、ママや妹たちが寝ずの番でブルハ退治をしてくれたんじゃないだろうか。
頼もしい限りです。
日本には魔女はいませんので安心してください。(と私は信じているが・・・?)
by chevere2008
| 2010-11-22 21:07
| Mexico