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チェベレなライフをしよう!!

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2009年からメキシコのオアハカでチェベレな生活をスタート! la mano magicaというアートギャラリーとハンドクラフトのお店やりながら、ぼちぼち子育てママしてます。

メキシコインディアンの音

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今日は、メキシコ・オアハカのタペテ(カーペット)織りで有名な村、ティオティトラン・デルバジェで生まれたCDをご紹介します。

Zach Condon というアーティストをご存じでしょうか?
"Beirut"というバンドを率いる若手音楽家のホープ(らしいです)。HP探してみました。ココクリック
めちゃくちゃキュートなデザインです!!彼の声のなんともゆるい感じもいいです。

でも、何事もなく日本で過ごしていたら、彼とリンクすることはなかったのですが、たび重なる幸運の出会いにより、メキシコと彼と私を結ぶご縁がありまして、こんな素敵な音楽に出会うことができました。


彼がメキシコにやってきたのは去年のこと。2週間の村での滞在中に、作曲から録音までこなしていったそうです。何もない村に、NYから優れた音響設備を持ち込んだものの、バンドについては現地調達。彼の求める土臭いメキシコの、少し物悲しい音色が、テオティトランに存在していたようです。

1万人ほどのテオティトランにはコミュニティーごとにブラスバンドが存在し、なんでも11バンドが今現在あるそうです。結婚式やお葬式、なにかのお祭りなどで演奏を披露するそうで、ちょうど滞在中に道をそぞろ歩くお墓への人の列を先導するブラスバンドを見かけました。その演奏も、にぎやかというよりは、音程も完ぺきではないけど、風景と状況にマッチしたよく感情が表現されたものだったと思います。なんともメキシコ、しかもサポテコインディアンが発する土着の音楽という感じでした。小学校の運動会の鼓笛隊のような音をイメージしてください(それはひどすぎ?)

そのバンドの音とZachのイメージがミックスして出来上がったのが、この『March of the Zapotec』です。
ほぼ即興で作られたZachの音楽を、村のバンドが練習し、録音。というのを繰り返したそうで、その2週間、バンドメンバーは朝と夕方何時間も演奏を続けたそうです。若干14歳の友人の息子さんもバンドに参加し、クラリネットのソロ演奏も収録されています。立派です!!楽器の演奏を始めてわずか1年で世界的に有名なバンドに参加するなんて、いい度胸してます!!そのバンド「Banda Jimenez」 は、勢い余って自分たちのCDも作ってしまったらしい(笑)。そのプロモーション演奏を先日ソカロでやったそうですが、「聞きに来い」と言われてもそんな簡単に行ける距離ではなく、しかたないのでいただいたコピーを聞いていました。


『March of the Zapotec』のCDジャケットには、バンドメンバーの写真も載っています、もちろん友人と自慢の息子と一緒に。テオティトランの村の風景や、彼らの表情が、彼らと知り合うずっと前にどこかでみたことのあるような気がするのは気のせいでしょうか。


田舎で産まれて、田舎で育ち、結局最終的にそういうとこにたどり着くのかなぁ~。

残念ながら、オアハカではBeirutのCDが購入できないのだそうですが、Amazonで購入できますのでよかったら聞いてみてください。チェベレのショールームでも、気分でBanda JimenezのCDもかけたりしていますので、ハンモックとサポテコの組み合わせを楽しみにいらしてくださいませ♪



メキシコは、マリアチとサルサだけではないんですよ~!!

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by chevere2008 | 2009-08-21 16:49 | Mexico

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